街はでかい壁に囲まれていて、そこから出ることはできない。ただ空を鳥が飛ぶだけである。というと小説の世界みたいだけれど、街にはもう見えない壁が多分建っていて、邪魔な人間もおらず食い意地の張った鳥たちには暮らしやすい季節になったようだ。世に倣…
コンビニの自動ドアをくぐって夜の暗い道路と空を見ていると、このままバイクにでも跨ってどこかへ走りたい気持ちになった。以前はたまにそういうことをしていたのだけれど、ここ数年は機会がなかった。行き先はどこでも良いので、道中に地図でも眺めて適当…
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