滑稽クラシカル街歩き

ケータイに入れている音楽を聴く機会のめっきり減った昨今、ことクラシックカテゴリーの音楽に至っては年に数回再生するかしないかといった有様である。そんな貴重な数回のうちの一回が今日、というよりも今なのだが、あったのでその記録を残しておく。

 

俺が音楽を聴くときはおおよそ次の二通りのうちいずれかの聴き方する。今のテンションに合った音楽を再生するか、目的のテンションに近い音楽を聴くことで自分をその状態に持っていくかだ。ただし、この聴き方をしている限り、基本的にクラシック音楽を再生する機会は訪れない。そんなテンションにはならないし、そんなテンションになりたくもないからである。ウィンナーワルツなんかを平静から聴いている人間ははっきり言って精神異常者に他ならない。百歩譲ってワルツは良しとしよう。交響曲、どんな顔して聴けと。そもそもああいうものは我々のような庶民が日常の中で聴くようにはできていないので、このような感覚を持つことは何ら不思議ではないのではなかろうか。それでもしかし、聴くのである。私も。クラシカルミュージックを。

 

どういうときに聴くのか? 精神に異常をきたした時だ。

 

というところまで書いて電車が目的地につきました。さようなら。